郷義弘にも化かされ数々の武将に仕えた名工 【氏房】 ベスト 飛騨守正真在銘保存刀剣 織田信長 極上龍虎図金工拵 江戸時代 太刀 鍔 縁頭 慶長新刀

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織田信長抱工・氏房(二代) 飛騨守正真在銘保存刀剣 素晴らしい龍虎図金工拵
飛騨守氏房は織田信長に仕えた名工・若狭守氏房の長男で、自身も信長三男の織田信孝に仕えました。天正十一年(1583)に秀吉との戦いで信孝が敗れて自害したのちに父氏房の下で刀鍛冶として腕を磨き、天正二十年(1592)に飛騨守を受領、のち福島正則、松平忠吉に仕え、名古屋城完成とともに名古屋へ移り住み寛永八年(1631)に65歳で没するまで鍛刀に従事しました。新古境の刀工で位列は新刀上作、業物のひとりとして数えられます。作風は見幅広く反りの浅い豪壮な姿に、沸本位の大湾乱れや大互の目乱れを焼くもので、この氏房の上出来作には、磨り上げられて郷義弘に化けたものがあると本阿弥家に伝わっています。(参考資料:常石英明著、日本刀の歴史)

本作身幅広く、元先重ねの厚いがっしりとした姿で、小板目地に小互の目乱れを交えた焼き幅広い大互の目乱れを焼いて濤乱刃のような華やかさがあります。帽子は深く返って棟焼きに至っています。やや古研ぎですが茎の付帯する拵は金がふんだんに使われた上等の金具が備わる素晴らしい作で、鞘も変り塗です。小柄は金無垢紋の獅子が据えられた後藤家の作で、小刀には井上真改の銘があります。鍔は急流に虎の図、縁頭は赤銅地波龍図、目貫は這龍図と勇ましい意匠で統一されています。鯉口と栗形に欠けあるものの、時代を考慮すれば総体健全と言えます。是非大事にしてください。
保存刀剣鑑定書及び古い特別貴重刀剣認定書が付帯します。全長 78.5cm/刃長 54.5cm/反り 9.09mm/元幅 31.6mm/元重 7.5mm/先幅 22.6mm/先重 5.0mm拵袋あり 白鞘なし





<留意事項>

・刃中の撮影には働きを仔細に捉えるプロ用の照明・撮影機材を使用している為、家庭用の蛍光灯下とは見え方が異なります。 ・出品タイトル、説明文には検索用ワード及び私見を含みます。充分に内容を確認した上での入札をお願いします。
・ ・疑問点がある場合は必ず入札前に解消してください。 終了後の質問には回答できません。
・現行の鑑定書が付帯している場合を除き出品物は全て現状品です。保証等ありません。
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