宮沢賢治「春と修羅」名著復刻全集&愛蔵版詩集シリーズ2冊セット ベスト

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ご覧いただきましてありがとうございます宮沢賢治著「春と修羅」日本近代文学館刊行名著復刻全集と日本図書センター刊行愛蔵版詩集シリーズの2冊をセットにしました「春と修羅」は宮沢賢治の処女作品集です賢治が生前に発表したのは「春と修羅」と「注文の多い料理店」の二作のみでした心象スケッチの文字通り賢治の心象を描いたのが「春と修羅」です自身の心の乱れを「おれはひとりの修羅なのだ」と著し妹のトシ子の死を悼む詩は「わたくしのやさしいいもうとのさいごのたべものをもらつていかうわたしたちがいつしよにそだつてきたあひだみなれたちやわんのこの藍のもようももうけふおまえはわかれてしまふ」と悲しみを溢れさせています24歳で儚くも消え行く命を目の前にした賢治の心象スケッチなのです自費出版された本が素晴らしく題字を書いたのは歌人の尾山篤二郎独特の手触りが魅力の麻布張りアザミの柄は染織家の広川松五郎によるものです「春と修羅」は映画の中でも重要なアイテムとして「蜜蜂と遠雷」や「シン・ゴジラ」等数々の場面で使われています人を惹き付ける魅力が「春と修羅」にはあるようですしかし発売当時本はほとんど売れずに賢治が引き取ったと言います誤植が多くまともな本として正規の取次を通さなかったのが要因と思われます関根書店の発行となっていますが実際には花巻の印刷所で自費出版であり校正にも手間も暇もかけられなかったため誤植をそのまま出版してしまいました初版復刻版は大正13年に発行された関根出版「春と修羅」を可能な限り忠実に再現し復刻したのが名著復刻全集ですその忠実度は1ページ目のタイトルで心象スケッチを心象スツケチと当時の誤植をそのまま復刻されています表紙は荒目麻布により独特の手触りです復刻本でも見事に再現されています本書はおおむねキレイな状態です函もキレイですが背に小さな点染みがひとつあります愛蔵版詩集シリーズは関根出版の「春と修羅」初版本を底本とし漢字を原則として新字体に改められています仮名使いは底本通りであるが仮名使いの間違いは正してあります初版本の正誤表にある間違いも正されていましたこちらも22年前と古い本ですが概ねキレイです小口に経年の薄いシミがあります古書店シールありよろしくお願いいたします#宮沢賢治 #春と修羅 #名著復刻全集

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