らむだ様専用ですので他の方の購入はご遠慮ください。古い時計がお好きなしかもコアな方にファンの多いMiervaは1856年にスイスの時計産業の中心地ジュウ渓谷で創業しました。ストップウォッチやクロノグラフを得意とし、軍用時計やスポーツ、TVやラジオ局とその精度と耐久性から幅広い分野で重宝されました。日本ではNHKが採用したため、NHK刻印の入るストップウォッチを時折見つけることができます。マニュファクチュールとして開発した20CH(クロノグラフ)、cal.48(ピタゴラス)などの名作は素晴らしい機械です。同社はかつて年間数千本生産する小規模のメーカーに過ぎず、社員の数もオーナーも含めてわずか10数名でもの作りを行っていました。工場の1階から３階でプレス、部品の組み立て旋盤、仕上げの作業が行われていたそうです。忙しい時期になると、村の住人である50から60人が仕事に加わるという、スイスならではの牧歌的な産業体制が偲ばれます。自分たちの身の丈で、しかし世界に通用する「もの作り」を極少人数で行う。　とっても素敵だなぁと感じてしまいます。使い捨て、消費とは対極にあるモノとの関わり方を示唆している気がしてしまうのがMiervaだなぁなどと。ついつい前置きが長くなってしまいました。こちらの時計、1960年代でしょう。細かい彫込のなされたシルバーの金属質な文字盤にMiervaの印字。長く延びたMの文字が素敵なんです。。　さらに精緻な彫りのエンジンターンドベゼル。機械はFelsaのcal.4000を載せています。18000振動のロービート。赤銅色のメッキも美しいです。ステンレスケースは横巾約34mm ラグ巾約19mm歳を重ねるごとに愛着が増して行く、そんな時計です。(表示ブランドはブランド買収後の現体制、MotBlacをお借りしてます。)稼働中です。時折普通に着用しておりましたがだいたいの精度は1日見て、また上げさせていただきます。ベルトはお古ですのでオマケです。稀に運送時の振動や温度変化で止まってしまったり、精度が変化してしまうことがございます。これに保証は一切できませんので、古時計に詳しい方よろしくお願い致します。