コレクションを少し減らそうと思い、出品いたしました。どなたかの生活の彩りになれば嬉しく思います。 こちらは中国の清-民国時代(1875-1949年)に制作された景徳鎮の鶴絵小花瓶です。サイズは画像ですと大き目に見えますが実際は10cm程と小さ目でして、写真で見るより小さいというのは質の高い瓷器の特徴です。デザインは側面に非常に緻密に鶴を描き、下地には恐らく琺瑯を引いている非常に珍しい技法で絵付けが成されております。絵柄の主題は鶴で吉兆を表し、又、内側には鶴の足跡も描かれており、内外にまたがる立体的な構成はデザインとしてとても優れます。1938年の武漢市保管委員会の布箱へと収められており、同年、日本軍が武漢を占領した史実がございますので、この当時に日本へ伝来したと考えられます。 コンディションとしましては、全体的に多少の時代感はございますが、欠け等なく古いものと考えると良好です。中国陶磁器の珍品としてとてもよいコレクションになるかと思います。 サイズは、h.7.8 x φ11.1 cm, 0.3 kg です。 ※ 美術品の時代や作家、素材はこちらで100%保証できるものではありませんので、写真と実物にて最終的にご判断をしていただけますと幸いです ※ コレクションを整理するにあたり、古物商の免許も取得いたしております